YouTubeにOfficial髭男dism『Pretender』のピアノコード弾き語り動画(#4)を投稿しました!

Pretender 音楽

久しぶりの投稿になってしまいましたが、連休を利用してOfficial髭男dismの名曲『Pretender』をピアノコードで演奏した動画をYouTubeにアップさせていただきました。

本当に去年から大ヒットで、一度聞いたら忘れられないメロディ、切ない歌詞、印象的なアレンジ、どれをとっても最高ですね。

僕は、こんな高音の声は出ないし、テクニックも必要そうな曲なので、まさか自分が弾き語ることなんて考えてなかったのですが、あの、曲調にぴったりの雰囲気のあるイントロをどうしてもピアノで弾いてみたくなって、まずはイントロだけチャレンジしてみました。(僕は楽譜が読めないので、コード弾きでない演奏をする場合、YouTubeで「(曲名) ピアノ」のワードで検索して、他の人や機械の演奏を一時停止しながら真似たり簡単にしてマスターしてます)

そしたらこれがかなり難しく、なんとか指が動く頃になって、ますます曲に愛着が出て、「じゃあ、オクターブ下げで歌って演奏動画を投稿しようかな」と決めたというわけです。毎度下手な歌と演奏で申し訳ないのですが是非みなさんもこの動画を一時停止しながら、コードで演奏する楽しさを一緒に味わっていただければと思います。

まず、イントロの右手、かなり難しいです。普通、指でメロディを奏で始める場合、親指、人差し指や中指から始めることが多いと思いますが、このイントロは音が短く速く、5本の指を全て使わないとうまく弾けないことがわかり、したがって薬指から弾くことになります。しかもそのポジションだと、薬指、中指、小指を高速に動かす必要があります。

なので、頭では分かっていても、普段あまり細かく駆使しない指たちなので、遅れたりミスタッチが続き、原曲のようなスムーズさを出すのが大変でした。

さて、この曲のキーはAbなので、基本的に使うコードは以下になりますね。見ての通りb(フラット)が多く、つまり黒鍵だらけということになります。

Ab Bbm Cm Db Eb Fm Gm(-5) Ab

コード演奏に慣れるまでは黒鍵が多い曲はやはり難しいです。なぜなら、

  • 黒鍵上は指で押さえる面が狭く、ミスタッチしやすい
  • 黒鍵と黒鍵の間の白鍵の音を弾くとき、間隔が狭くミスタッチしやすい
  • EとF、BとCの間には黒鍵がなく、コードをパッと見て、押さえる位置を思い出しにくい(他のコードと間違えやすい)

などがあると思います。

この曲の見どころ

Official髭男dismの曲はどれも、メロディが意外性のあるお洒落な響きになっていていると感じますが、この曲で言うと特にAメロの「それは予想通り♪」の部分のEb→C7や、Bメロの「愛を伝えられたらいいな♪」の部分のFm→Ddim、サビの「でも離れ難いのさ♪」の部分のEbm7→Abなど、やはりAbの基本コードとは少しコードの響きを使うことで、そういった印象を与えていると思います。

曲の構成で言うと、Aメロの音を伸ばすようなメロディから、Bメロでいきなり8ビートの短めの印象にガラッと変わっていて、さらにサビはまた伸びるような広がりのある演奏にすることで、それぞれのパートが際立っていて、曲全体が印象深く、心に残リますね。

Bメロの8分音符のリズム・コードプレイに関しては、どれもあまり他のアーティストの曲ではそれほど出てこないコードの連続(DbM7/Fm/Ebm7/Ab/Ddimなど)なので、頭で理論や転回形を考えていると演奏が遅れてしまうので、事前に指のポジションを覚えて、演奏を覚えておくほうがいいと思います。

そして「選べたら良かった♪」のBメロの2回目の繰り返しに行く前の部分は、次のコードに行く前のブリッジで、Fm→<Em>→Ebm7→<Ddim>→(DbM7)というように、F→E→Eb→D→Dbと半音づつ下がってますね。<>で囲った部分が完全にAbの基本コードから外れたコードですが、1小節の8音のうち1-2-3-<4>-5-6-7-<8>のように4と8の部分に短く入れることでカッコ良い隠し味的な印象を与えています。(実際のオリジナルの演奏はもっと複雑ですが、、)

サビもいろいろな工夫に溢れています。Official髭男dismの曲はサビ前の1拍で演奏をブレイク(停止)して、ボーカルが1単語入れるパターンが多くて、サビのインパクトを強くしていると思います。

この曲では「グッバイ♪」で、『宿命』では「届け!♪」の部分です。

サビのメロディーも、世によくある4小節の繰り返しでなく、あえて8小節 x 2回のストーリー性を感じる展開になっていて、何度聞いても飽きがこない、味わい深いものになっていると思います。


聴くだけでも切なく印象の強い名曲ですが、演奏することによってさらなる魅力を感じると思います。是非みなさんも鍵盤でのコード演奏を楽しんでみて欲しいと思います。僕の動画が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

それではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました