[英語の基礎:語彙編(1)]英単語本は買わずに無料英語サイトで英単語を身につける

英語

こんにちは。以前「英語をマスターする近道」というタイトルで、英語を楽しく効率的に身につけるために僕なりに大切にしているポイントを紹介しました。今回は、その中の「スキル:基礎力をつけながら、読む、書く、話す、聞くを日々継続する」について、特に基礎力の要素である語彙力(=英単語を身につける力)のことを話そうと思います。

一般的に、分厚い英単語本を利用したり、紙の英単語帳に書き写して一生懸命一つ一つ暗記しようとしている人も多いと思います。けれど、僕がここで言いたいのは、そのような覚え方は効率悪いし、つまらないし、すぐ忘れてしまうということです。

なので、ここでは僕が実際にやって効果的だった英単語を身につけるテクニックを2つに分けてお伝えしようと思います。

  1. 英単語本は買わずに無料英語サイトで英単語を身につける
  2. 英単語は品詞と接尾辞/接頭辞で効率よく覚える

盛りだくさんになりすぎるので、2については別の記事で紹介させていただきますね。

テクニック1)英語サイトで英単語を身につける

冒頭にも書いた通り、分厚い英単語本を買って、さらに紙の英単語帳に書き写して一つ一つ暗記しようとしている人は多いと思いますが、僕の考えをはっきり言うと、お金と時間のムダだと思います。

お金をかけた方が勉強をしている気分になるかもしれませんが、今の時代はインターネットで優良な情報が色々あります。では無料の英単語サイトなら良いのか?というと、そんなことを言いたいわけでもありません。

人は単発の興味がない事柄は、短期記憶としてすぐ忘れてしまうので、そもそもそんな覚え方をやめて、英語サイトの長文を読む中で、ストーリーの一部として知らない英単語に出会い、その都度調べて理解していきましょうということです。

こうすることで、興味のあるストーリーの中で出て来た語であり、わざわざ調べたこともあり、印象に残って長期記憶になりますよ、という話です。

英語サイトでひたすら知らない英単語に出会って調べる

でも、英語サイトって言っても星の数ほどあるサイトの中で何がいいのでしょうか?

これについては以前書いた「英語学習のおすすめ教材・サイトなどを紹介!」でも紹介させていただきましたが、日本のニュースが英語で掲載されている英文ニュースサイトがとってもおすすめです。

もちろんBBCやCNNといった世界のニュースサイトもいいですが、僕たち日本人からすると理解が難しい文化や習慣が多かったり、背景について全く知らないニュースも多いので、やはり日本のニュースを英文で掲載しているサイトがベターです。

Japan TodayJapan Timesといった、優良なサイトでニュース記事がなんと無料で読めてしまいます。Japan Timesは今現在、無料の会員登録が必要のようですが、もちろんすごく価値のある情報なので会員登録して読んでいただきたいと思います。(もちろん有料会員にならないと読めないコンテンツなどもあります)

では実際に本日(2021/04/29)のニュース記事を参考に、どうやって英単語を記憶に定着して行くか、僕がやっているプロセスを紹介します。実際の日常シーンではスマホで閲覧するユーザーが多いはずなので、操作方法はスマホ画面を使って、今回はJapan Todayで紹介させていただきます。

Japan Today
Japan News and Discussion

まず、スマホのブラウザでサイトにアクセスすると、色々な記事のタイトルと冒頭の概要説明が並んでますね。詳細記事は、タップした次の画面にあるので、興味の湧きそうな記事を選んでください。全く意味がわからなかったり、何の関連記事かも想像がつかない場合は、きっと読んでも難しかったり、興味がないことなので、選ばないようにしましょう。

このような感じで、東京オリンピックに関する記事があったので、これを読んでみましょう。

More tests and still more questions about Tokyo Olympics
東京オリンピックについて、より多くの検査と、いまだに残る多くの質問

ここで気付く方も多いかと思いますが、記事タイトルは短い文字数で端的に趣旨を伝えなくてはいけないので、主語が省かれている場合があります。また「日本は〜を導入する予定」「オーストラリアは調査中〜」など、そのまま書くと「Japan is planning to introduce ~」とか「Australia is investigating about ~」など長くなってしまうので、新聞・ニュース特有の「Japan to introduce」とか「Australia to investigate」など特有の書き方があります。

文法に厳しい英語で、このような独特な文章は普段目にしないので、違和感を感じるかもしれませんが、記事タイトルについては文法的な理解は追い求めず、なんとなく趣旨がわかればOKです。

では本文を見ていきましょう。初心者の方は文章の多さに圧倒されてしまうかもしれません。でも大丈夫です。記事はどれも最初に「概要」が来て、その後「詳細」、最後に「まとめ」として今後の課題など書かれています。慣れるまでは最初の「概要」部分だけ読むのでいいと思います。何と言っても英語を楽しむのが一番大事なので、わけがわからなすぎて辛くなってしまっては本末転倒だからです。

概要について、この辺の太字にした英単語が、難しそうですね。ではいよいよ知らない英単語に出会った順に一つ一つ意味を調べていきましょう。

The Tokyo Olympics open in under three months and there are still more questions than answers despite the rollout Wednesday of new rule books to explain how the games will take place in the middle of a surging pandemic in Japan.

英単語のコピー〜意味の検索の仕方

ここでは、前述の英文のわからなかった英単語のうち、
despite -> 〜にもかかわらず(前置詞)
rollout -> 製品投入、市場への公開(名詞)
の2つがもうわかって、「surging」という語を調べる例で解説していきます。
僕はiPhoneユーザなので画面イメージがiPhone(Safari)ですがAndroidでも同じような操作でお願いします。

英単語を調べるのはWebの英語辞書で、同じデバイス上で調べます(リアルな紙の分厚い英語辞書で調べる人はいないと思いますが、、)。これについても以前書いた「英語学習のおすすめ教材・サイトなどを紹介!」でも紹介させてもらいましたが、Weblio 英和辞典・和英辞典がおすすめです。他にはアルクの「英辞郎 on the WEB」などもよく見かけますが、英単語を調べるのは、ブックマークをしておいて、いつも同じ英語辞書のWebサイトもしくはアプリを使うようにしてください。

でないと、品詞や例文の表示方法が違って毎回理解に時間がかかったり、一つのサイトに単語帳登録して後から復習できないからです。(後ほど説明します)

1)ニュース記事の不明な英単語を長押しして選択し、コピーする

2)ブラウザの別タブでWeb英語辞書(Weblio)を開く

  • 記事を少しスクロールして下部にメニューを表示し、右下の複数タブのアイコンをクリックする
  • 別タブを開く画面になるので「+」ボタンを押す

ブックマークなどからWeb英語辞書(Weblio)を開く

3)検索窓にペーストして検索する

  • 動名詞、現在分詞や複数形、過去形だった場合は、原型のリンクをクリックする

4)英単語の意味を把握し、読んでいる文章が理解できるまで調べる

  • Web単語帳に登録する
    • 未登録の英単語の場合、一つ前の画像のように「単語を保存する」のアイコンがある
    • 登録済みの場合、「単語帳に登録済」のアイコンになっている
    • 事前に登録先のフォルダを品詞ごとに作っておくとよい(後から移動可能)

5)元の英文ウインドウに戻って、続きを読んでいく

  • 最初の要領で、画面下部のメニューを表示し、複数タブアイコンをクリックし、元のタブの方を選択(タップ)する
  • ブラウザのタブ間を行き来するので、タブが多すぎる場合は不要なタブを閉じるのが良い
  • いっぱいタブが立ち上がっている場合、「完了」ボタンを長押しすると、一気に全部閉じることができる

というわけで「surging」は渦巻いているということなので、元の文章の意味は以下のような意味になりますね。

東京オリンピックは3ヶ月後に開かれる。しかし水曜日に、大会がパンデミックが渦巻く最中の日本でどのように実施されるかを説明した新しいルールブックが公開されたにもかかわらず、いまだに回答よりも多くの質問がある。

このような感じで、一つ一つ出会った知らない英単語を調べていけば、興味のあるストーリーの中で意味を理解できて、かつ実際の使用例も把握できるので、昔ながらの英単語帳で頑張って覚えるよりもよく記憶に残ります。

初めのうちは結構時間がかかると思いますが、そのうち慣れれば操作も早くなるし、知らない英単語が出てくる頻度も減ってくるので、楽になって来ますよ。

Web英単語帳で定期的に復習する

そして僕がWeb英単語帳に、英単語を残すのをおすすめする理由としては、もう一つあります。

登録した単語はこのようにリストになりますが(デスクトップのイメージを掲載しています)、スペルの列も、意味の列も「表示/非表示」を簡単に切り替えられるので、一人で単語の思い出しテストができます。

そして左メニューには「単語帳の復習」というメニューがあり、自分の登録単語だけで選択式問題を出したり、フラッシュカードで復習することも可能です。

さらに、「語彙力診断テスト(総合診断)」という機能もあり、自分の語彙力を計測して、他の英語学習者とのランキングも表示されるので、モチベーションアップにもつながります。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?今回は「英単語本は買わずに無料英語サイトで英単語を身につける」というタイトルで、英語の基礎力の要素である語彙力(=英単語を身につける力)のことを話してきました。

コツコツ英単語本で暗記というイメージは捨て、活きた英文を読みながら、その中で記憶に残す。さらに登録したWeb英単語帳を使って、何度も自己テストしながら記憶を定着させるということでした。

僕が英単語について考えるテクニックは2つで、今回はそのうちの1つだけの紹介になっていますので、また2つ目のテクニックにも注目しておいてください。

  1. 英単語本は買わずに無料英語サイトで英単語を身につける
  2. 英単語は品詞と接尾辞/接頭辞で効率よく覚える

それでは最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。今後もまたお立ち寄りください。

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